
はじめに
ASMRは、耳元の声や小さな音を聴いたときに、心が落ち着いたり、頭や背中がぞわっとしたりする感覚を指す言葉です。
たとえば、耳元でそっと話しかけられる声。
耳かきの細かい音。
紙をめくる音。
雨の音。
やわらかいタッピング音。
こうした音を聴いて、眠くなったり、安心したり、集中しやすくなったりする人がいます。
ASMRは難しいものではありません。
「なんとなく落ち着く音を、気持ちよく聴くもの」と考えると入りやすいです。
ASMRとは
ASMRは、正式には「Autonomous Sensory Meridian Response」と呼ばれます。
ただ、最初から英語の意味を覚える必要はありません。
大切なのは、音や声によって起こる心地よい反応のことです。
ASMRでよくある感覚は、次のようなものです。
- 耳元がくすぐったく感じる
- 頭がふわっとする
- 眠くなる
- 緊張がゆるむ
- 作業に集中しやすくなる
- 誰かが近くにいるようで安心する
感じ方には個人差があります。
ぞわぞわする人もいれば、眠くなるだけの人もいます。
何も感じない音があっても、合わないだけなので気にしなくて大丈夫です。
ASMRでよく使われる音
ASMRにはいろいろな種類があります。
最初は、どの音が自分に合うかを試すところから始めるのがおすすめです。
ささやき声
耳元で小さく話しかけるような声です。
声の近さや息のやわらかさが好きな人に向いています。
寝る前に聴きやすく、ASMR初心者にも入りやすいジャンルです。
耳かき音
耳かきをしてもらっているような音です。
細かい音が続くので、考えごとを止めたいときに向いています。
音の刺激が強すぎると疲れることもあるため、最初は音量を小さめにすると聴きやすいです。
タッピング音
指先で机や箱、ガラスなどを軽く叩く音です。
一定のリズムがあるため、作業中やリラックスしたいときに合いやすいです。
声が入っていないASMRを探している人にも向いています。
マッサージ音
オイル、泡、布、ブラシなどを使った音です。
ゆっくりした音が多く、眠る前に聴きやすいです。
音の広がりがやわらかいものを選ぶと、疲れている日でも入りやすくなります。
ロールプレイ
美容室、病院、カフェ、添い寝、耳かき店など、場面を決めて進むASMRです。
ただ音を聴くだけでなく、そこにいるような気分を楽しめます。
声や雰囲気を重視したい人に向いています。
ASMRは何のために聴くもの?
ASMRの楽しみ方は人によって違います。
寝る前に聴く人もいます。
作業中に流す人もいます。
一人の時間を落ち着かせるために聴く人もいます。
特に多い使い方はこのあたりです。
- 寝る前に気持ちを落ち着かせる
- 作業中の雑音を減らす
- 声や音で安心したい
- 耳元の近い音を楽しみたい
- 好きな声の配信者を見つけたい
ASMRは、必ず眠れるものではありません。
リラックスの助けになることはありますが、睡眠や体調の悩みを解決するものではありません。
眠れない日が続く場合や体調に不安がある場合は、音だけで無理に対処しようとしないことも大切です。
初心者が聴きやすいASMR
最初に聴くなら、刺激が強すぎないものがおすすめです。
入りやすいのは、次のようなASMRです。
- 短めの動画
- 声が落ち着いているもの
- 音量差が少ないもの
- タイトルや説明が分かりやすいもの
- 寝る前向け、初心者向けと書かれているもの
いきなり長時間の動画を選ばなくても大丈夫です。
まずは10分から20分くらいで、自分に合う声や音を探す方が続けやすいです。
苦手な音があったら、すぐ別の動画に変えてかまいません。
ASMRは我慢して聴くものではなく、自分が落ち着ける音を選ぶものです。
YouTube ASMRと音声作品の違い
ASMRを探す入口として、YouTubeはとても便利です。
無料で聴けますし、チャンネルごとに声や音の雰囲気を試せます。
短い動画も多いので、寝る前や作業中にも使いやすいです。
一方で、音声作品には別の良さがあります。
音声作品は、最初から最後までひとつの流れとして作られているものが多いです。
声、音、場面、距離感がまとまっていて、ひとつの世界に入りやすいです。
YouTube ASMRは、気軽に試せる入口。
音声作品は、好きな声や雰囲気をもう少し深く味わう選択肢。
どちらが上という話ではありません。
その日の気分で使い分けるのが一番自然です。
ASMRを聴くときの注意点
ASMRは耳に近い音が多いので、音量には気をつけたいです。
特にイヤホンで聴く場合は、最初から大きな音にしない方が安心です。
小さめの音量から始めて、足りなければ少しずつ上げるくらいで十分です。
寝る前に聴くときは、長時間流しっぱなしにしない設定も便利です。
スマホのタイマーやアプリのスリープ機能を使うと、聴きすぎを防げます。
また、苦手な音を無理に聴く必要はありません。
耳かき音が苦手な人もいます。
ささやき声が落ち着かない人もいます。
水音や咀嚼音が合わない人もいます。
合わない音を避けることも、ASMRを楽しむうえで大切です。
自分に合うASMRの見つけ方
ASMR選びで迷ったら、まずは次の3つで考えると分かりやすいです。
声で選ぶ
落ち着いた声、明るい声、低めの声、やわらかい声。
声の好みはかなり大きいです。
「この声なら長く聴ける」と思えるかどうかを基準にすると、失敗しにくくなります。
音で選ぶ
耳かき、タッピング、雨音、マッサージ音、ページをめくる音。
音の種類によって、心地よさは大きく変わります。
声なしのASMRが好きな人もいます。
逆に、声がないと落ち着かない人もいます。
目的で選ぶ
寝たいのか。
作業したいのか。
気分を落ち着かせたいのか。
好きな声に癒されたいのか。
目的が決まると、選ぶ動画や音声作品も絞りやすくなります。
まずは気軽に試してみる
ASMRは、知識よりも相性が大切です。
有名な動画でも、自分には合わないことがあります。
逆に、何気なく開いた動画の声や音が、すごく落ち着くこともあります。
最初は難しく考えなくて大丈夫です。
短い動画をいくつか聴いてみる。
好きな声を見つける。
苦手な音を覚える。
寝る前、作業中、休憩中で使い分けてみる。
そのくらいの距離感で始める方が、ASMRは楽しみやすいです。
まとめ
ASMRは、声や音で心地よさを楽しむコンテンツです。
ささやき声、耳かき音、タッピング、マッサージ音、ロールプレイなど、種類はたくさんあります。
感じ方には個人差があるので、自分に合う音を少しずつ探すのがおすすめです。
まずはYouTubeなどで気軽に試してみてください。
好きな声や音が分かってくると、睡眠用ASMR、シチュエーションボイス、音声作品なども選びやすくなります。
このサイトでは、ASMRや音声作品を「声の好み」「聴きやすさ」「眠りやすさ」「使う場面」から分かりやすく紹介していきます。
